◆LIC(リック)は、聴覚障害者への通訳派遣や権利擁護を行うNPO法人です。

LICとは?

日本初、聴覚障害者のための自立生活センター

LIC(リック)は2010年6月に発足した、聴覚障害者による自立生活センター(CIL)です。
聴覚障害者には、さまざまな情報のバリアがあります。
聞こえないことで、学校、職場、地域で必要な情報が得られず、参加できない(しにくい)状況が起こります。
私たちは、聞こえない人と、聞こえる人とが共に参加できる社会づくりを目指しています。

<目次>
・主な活動
・一人一人にあった通訳サポートを
・現在の派遣制度について

主な活動

具体的に活動は大きく分けて、5つあります。

①権利を守る運動(権利ようご)
職場や地域で、通訳制度が十分でないため、通訳の保障をしてもらえるよう交渉(要望)しています。

②通訳派遣サービス
聴覚障害者が聞こえる人と共に、社会にアクセスできるように、通訳派遣のサポートをしています。有料のサービスです。

③ピアサポート(相談活動)
ピアとは仲間の意味です。同じ聴覚障害を持つスタッフが、悩み
相談や情報提供を行います。

④啓発活動
学校等での講演を通じて、聴覚障害者も共に参加できる社会となるように、広く社会の意識を変えていきます。

⑤地域活動支援センター
聞こえる人も、聞こえない人も、一緒に交流するための
「居場所」作りをしています。

文字通訳 手話通訳

 

一人一人にあった通訳サポートを

聴覚障害と一言でいっても、聞こえの程度やコミュニケーション手段は様々です。
一人一人に合ったサポートを考え、柔軟に通訳が利用できるよう努めています。

 

自己決定と自立
自分一人で頑張るだけが自立ではありません。
わたしたちは、一生懸命に口形を読み取ることや、補聴器で聞くことを努力してきました。
しかし、複数の人が集まる場面や、騒がしい場所では努力だけでは限界があります。
そんな時には、「通訳」を頼んだり、周囲にサポートしてもらいながら、より正確に、
よりスムーズに、コミュニケーションをとることが当たり前となってもよいはずです。
必要に応じてサポートを頼み、聴覚障害者自身が意思決定できることを大切にしています。

 

申込イラスト

現在の派遣制度について

聞こえない人のために、市町村が提供するサービスには、意思疎通支援(手話通訳・要約筆記派遣)事業があります。
これは、市町村が派遣内容やルールを決めて通訳者を派遣するものです。

実際は、 病院・役所等の「公的」な場面では通訳は派遣してくれますが、資格取得や趣味等の「私的」な場面では派遣が認められていない場合があります。派遣対象外(利用制限)があるのです。

実際には、「私的」な場面でも、話がわからなくて困る場合には通訳が必要です。
たとえば、資格取得したくても、通訳がなければ、内容がわからないまま長時間座っているだけになってしまうので、資格を取ることじたいをあきらめる人もいます。

そういった問題をなくすために、市町村に対して制度改善の要望を行っています。

聴覚障害者も様々な活動に参加できるようにしていくため、使いやすい通訳制度が必要です。

多くの聴覚障害者が仲間となって訴え、聴覚障害者のためにきちんと利用できる通訳制度となるように改善を求めていきましょう!!

指さしイラスト

聴覚障害者の福祉サービスは、「地域生活支援事業」になるため、市町村によってばらばらで、地域格差が大きく生じています。
そのため、現行の仕組みではなく、他の障害者の介助サービスと同様の給付の仕組みが必要だと考えています。
一人一人にあったサービスの利用(パーソナル通訳)が聴覚障害者にも必要です。
聴覚障害者の生活にあった通訳制度となるよう、LICは訴えていきたいと考えています。

 

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→「活動内容」

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